田口光彦

2021年2月25日2 分

ポストコロナ時代の教育を考える②:オンライン研修でリアル研修以上の成果を上げる(その2)

前回は、「反転授業→実務適用→アクションラーニング→相互学習」
 
のポストコロナ時代の研修モデルの前半をお話ししました。

今回は、その後半をお伝えします。

実務適用を行うオンライン研修の最後には、職場実践計画を立て、
 
全員に職場実践の自己宣言を行ってもらいます。

対象が管理職の場合、職場実践のテーマは、職場の目標や課題をどう達成するか、
 
職場マネジメントの高度化をどう実現するか、
 
といったマネジャーとして一番実現したことや今までできなかった慢性問題の解決です。

研修を通じて、戦略遂行や重要課題の解決につながらない新たな活動をしないことが重要です。

あくまで研修は、戦略遂行や重要課題を解決するための支援にならなければなりません。

研修参加者は、自己宣言したマネジメント活動の結果を職場実践レポートとして3ヶ月後に
 
提出してもらいます。

ジョイワークスでは、職場実践レポートを一覧にし、講師コメントを入れて全員に
 
フィードバックします。(下図参照)

このことは後出しジャンケンにならいように、研修案内や研修中にもアナウンスされています。

参加者は、一覧化された職場実践レポートを読んで、自分の活動と仲間の活動を比較し、
 
仲間の活動から学びたいことを準備して、2回目の相互学習のオンライン研修に参加します。

相互学習のオンライン研修では、チームに別れ成果発表会を行い、代表者を選出しします。

代表者は、クラス全体でプレゼンテーションを行ってもらいます。

人事部長や経営幹部の方に参加してもらい、発表者と対話する機会をつくることも効果的です。

成果発表後に用意してきた仲間への質問をもとに、相互学習のためのインタビューを実施します。

名簿順にインタビューしたい仲間を指名し、質問します。

準備してきた質問のため、質問を受けた方も自ら認識していなかったことも言語化され、
 
深い気づきが生まれます。

全員のインタビューが終了した時点で、全員で大きな学びを手に入れることができます。

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