田口光彦

2021年3月2日2 分

ポストコロナ時代の教育を考える⑤:新入社員のための毎月教育(その1)

コロナ前に行われていたフォローアップ研修の参加者の視点での目的を確認してみたいと思います。

1. 導入研修で学習した「仕事の基本」の実践度を確認する

2. 仕事上で困っていることを解消する(仲間も同じように困っていること確認する)

3. 職場でのコミュニケーション力の向上を図る

4. 仕事の質的向上を図るためのスキルを習得する

5. 2年目に向けての自己成長目標を設定する

人事サイドとしては、配属後の様子の確認や離職防止といった目的もあるでしょう。

新入社員は、たくさんのことに困ったり、悩んだりしていますが、
 
毎月教育を行うことで情報交換の頻度が飛躍的に高まり、
 
同期の仲間同士で励まし合うことができます。

毎月オンラインでも会えることがわかっているので、その期間を頑張ることもできます。

毎月教育の「活躍力を高めるための基本スキル」や「eラーニング」のテーマは、
 
新入社員の成長度や必要度に合わせてテーマを設定することで、効果性が高まります。

また、毎月1テーマのため集中でき、スキルや知識の習得も容易になります。

コロナ以前では、どうしても企画する側は“あれもこれも”詰め込みがちでしたが、
 
誰もが一度にたくさんのことを習得することはできません。

実行に至っては、よりハードルが高まります。

テーマが絞られているからこそ、学習した内容を実務に役立てることもできます。

学習した内容を1か月間意識して仕事をすることで、習慣化されます。

これを毎月繰り返すことで、確実に実力となっていきます。

以上のことからもポストコロナの時代では、
 
教育を企画する側のパラダイム転換が求められていることがわかります。

もう新しい時代が始まり、もう元には戻ることはないでしょう。

教育企画をするあなたの腕の見せ所です。

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