ヨルヨム会第6回 まとめ

伊東です。 7/16、『夜と霧』をみんなで読む会(ヨルヨム会)第6回を13名の方に参加いただき、開催しました。 ※企画の趣旨や背景は、こちらのブログにてお伝えしています。 ※第1回のまとめはこちらに載せています。 ※第2回のまとめはこちらに載せています。 ※第3回のまとめはこちらに載せています。 ※第4回のまとめはこちらに載せています。 ※第5回のまとめはこちらに載せています。 第6回はp.122「教育者スピノザ」から輪読を始め、p.145まで読みました。 今回輪読した部分には、『夜と霧』で一つのハイライトとなる箇所が出てきます。 「生きる意味についての問いを百八十度方向転換することだ。わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ」(p.129) この部分は、私が初めて読んだ時から、深く、深く心を打たれ、とても励まされたという記憶があります。そしてこの文を読んだところで、「すぐではなくていい。人生の中でいつかこの人の言っていることをきちんと学ぶ時間を持ちたい」と心に誓ったのでした。その結果、数年後にその機会に恵まれ、すばらしい学びを先生や同学のみなさんからいただいて、少しずつ実践を積み重ねている今があります。 今回のヨルヨム会の開催もコロナ禍という問いかけに対する、私や私たちJWなりのアクションだと言えるのではないかと考えています。 さて、今回は参加者のみなさんはどのように読んだのでしょうか。今回もみなさんの感想をご紹介します。 ・語り合いの中で、感性のなかでも、例えば芸術でも景色でも、こちらから

ヨルヨム会第5回 まとめ

7/9、『夜と霧』をみんなで読む会(ヨルヨム会)第5回を11名の方に参加いただき、開催しました。全7回で完読を目指しており、いよいよクライマックスに突入していきます。 ※企画の趣旨や背景は、こちらのブログにてお伝えしています。 ※第1回のまとめはこちらに載せています。 ※第2回のまとめはこちらに載せています。 ※第3回のまとめはこちらに載せています。 ※第4回のまとめはこちらに載せています。 第5回はp.94「脱走計画」から輪読を始め、p.122まで読みました。 今回読んだ部分では、強制収容所での生活がどのようにして終わって行ったのか、そして収容所生活での体験をいわゆる心理的な側面から深く考察していく内容へと入っていきます。 特に、今回読んだ中でみなさんにもご紹介したい一節があります。コロナ禍で『夜と霧』が注目をあびるようになった理由にもつながる部分だと考えるからです。 ラテン語の「フィニス(finis)」には、よく知られているように、ふたつの意味がある。終わり、そして目的だ。(暫定的な)ありようがいつ終わるか見通しのつかない人間は、目的をもって生きることができない。ふつうのありようの人間のように、未来を見すえて存在することができないのだ。そのため、内面生活はその構造からがらりと様変わりしてしまう。精神の崩壊現象が始まるのだ。これは別の人生の諸相においてもすでにおなじみで、似たような心理的状況は、たとえば失業などでも起こりうる。失業者の場合もありようが暫定的になり、ある意味、未来や未来の目的をみすえて生きることができなくなるからだ。(『夜と霧』新版 p.118) 終わりと目的。

ヨルヨム会 第4回 まとめ

伊東です。 6/25、『夜と霧』をみんなで読む会(ヨルヨム会)第4回を12名の方に参加いただき、開催しました。 ※企画の趣旨や背景は、こちらのブログにてお伝えしています。 ※第1回のまとめはこちらに載せています。 ※第2回のまとめはこちらに載せています。 ※第3回のまとめはこちらに載せています。 第4回はp.71の「収容所のユーモア」から輪読を始め、p.94まで読みました。ちょうど今回はテヘランの死神の話が出てくるところまででした。この「テヘランの死神の話」と、「尋ねられたことに対して概ね本当のことを言い、訊かれないことは黙っているという原則」の話は、私が初めて読んだ時から深く印象に残っていた箇所です。今も、読むたびに本当にそうだよな〜〜〜!と唸っています。 さて、今回はみなさん、どう読んだのでしょうか?以下、寄せていただいた感想をそのまま掲載させていただきます。 • 4回目にして、とうとう「読み終わった直後に、まったく言葉が浮かばない」という状態を味わいました。たくさんの運命や分岐とその後を一気に読んだことで、自分の思考が追い付かなくなったのかな?とも思いましたが、まだ言葉にならないです。ただ、この多くの人の生死も分けたような運命や選択とその後の結末を、読む機会に巡り合えたこと(フランクルが生きて帰ってきたこと)がすごいことなのかもなぁと感じます。 • 収容所を転々と移動させられる際に、本人の意思がある程度反映される場合と、意思に無関係に翻弄される場合があり、どちらにしても生死どちらにつながっているのかを本人は知る由もないというエピソードが次々と描かれる今回の箇所は、過去3回

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