『夜と霧』の読書会を開催します

新型コロナウィルスの猛威によって、私たちの生活は一変しました。5/6までとされていた緊急事態宣言は5月末まで延期することになり、北海道では2月から続く自粛生活が、いよいよ限界に近づいているという声も耳にするようになりました。


私も月の半分を出張していた生活から、自宅にてテレワークする日々へと変わっています。その中で、オンラインというツールも使い方によって、想像以上に成果を生み出せることを実感するようになりました。


今回の読書会は、昨年から企画を温めていたものです。私が人生で最も影響を受けた本であるフランクルの『夜と霧』の持つ力を、ただ一緒に読んで、感想を言い合う。それだけのシンプルな方法で、共有したいと思って企画をしました。


そもそも、私がこの本に出会ったのは3.11直後のことでした。当時の私は<利益=お金>という価値観から、もっと多様な価値を大切にできる社会になったらいいと思いながら、モヤモヤと、うまく言葉にできていなくて苦しんでいました。そんな時、本屋で3.11に関するフェアに出会い、陳列されていたのが『夜と霧』でした。なんとなく手にとって読み進めて行ったところ、フランクルが書いた言葉が私にスーッと染み込んできて、見事に考えていたことを言語化してくれていることに大感激した記憶があります。


それから後、ご縁あってフランクルがまとめたロゴセラピーを学べる環境となり、今もまだ道半ばですが学びの旅を続けています。2015年には同学のみなさんとアウシュビッツやフランクルの生家にも足を運び、奥様のエリーさんにもお会いすることができました。

(写真はウィーンのフランクル博物館にて、フランクルの巨大パネルと撮影したもの)




実はこのヨーロッパ研修は当時軍資金を持たない私が、友人らの応援をもらって参加したという経緯があります。その時の恩はまだ返せたとは言えないのですが、その経験が自分の中に大きく残っていて、これから先、フランクルの言葉を必要としている人に伝えることをしていきたいとずっと思ってきました。


今回、(株)ジョイワークスの伊東としてこの『夜と霧』を企画したのは、企業で働く中でも、フランクルの言葉を必要としている人が増えてきているのではないかという感覚を持ったからです。


もうそろそろ社会が変わりたいと願っているのに、変われない。


10年以上前からお世話になっている嘉村さんが解説をしている『ティール組織』に大きな注目が集まるのも、その一つの表れだと感じています。そんなタイミングでコロナがやってきました。ある意味、試練がやってきたのです。


私たちは試練の時に、つい自分のことばかり考えてしまいがちです。しかし、そうではなく、「そんな時こそ、生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。(中略)ひとえに行動によって、適切な態度によって、正しい答えは出される。」(『夜と霧』新訳 p.129)とフランクルは言っています。


原題は『心理学者、強制収容所を体験する』というタイトルでした。強制収容所という試練を与えられたフランクルが、その経験を客観的に語りながら<人間とは何か>というテーマに切り込んだのがこの『夜と霧』です。


一人で読んで感動することもできます。でも、今このタイミングだからこそ、多様な人と一緒に読んで感じたことや気づいたことを言葉にして共有し合い、未来を作っていきたい。


そういう思いで企画をしました。

コロナで心が疲れてしまっている人はもちろん、withコロナの社会を、どう生きていくか、どう会社を経営していくか、どうチームをまとめていくか、悩んでいる人にも参加いただきたいと思っています。


5/14から開催します。


詳細はこちらよりご確認ください。

皆様のご参加、お待ちしています!


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