モチベーションが喚起される時

吉田です。


日立の渡辺薫さんとのリレーブログ、『実務者が語るマネジャーの仕事』の記事として投稿します。


参考:『3段階レビュー


社員のやる気をアップさせたい。

主体的な活動を起こしたい。


私たちジョイワークスにも、このようなご要望がよく届きます。


しかし、他人のやる気を上げるということは簡単ではありません。「やる気」というのは自らの内側から湧いてくるものですから。


そもそも、「やる気」というのはどのような構造で生まれてくるのでしょうか。


脳科学の分野でもこの領域には様々な研究結果があるようですが、正直にいうと、個人的に納得のいくような情報に未だに出会っていません。


例として、安全な環境を作る、体を動かす、何かしらの報酬を用意する・・などがよくインターネットでも見つかる情報ではあります。それぞれ、「そうだろうな」と思われる部分はあり、これらがないと「やる気が出ない」という経験はあるものの、「やる気が湧いてくる」という経験をしたことがないからかもしれません(完全に個人的な感想でしかありませんが)。


一方で、こんな経験があります。ある時、やる気があって主体的に活動する生徒が多いクラスを受け持つ、ある高校の先生に巡り会いました。そのクラスの卒業生複数をインタビューした結果、もともとやる気があったのではないが、ある時点からとても主体的になって、活動が面白くなった・・と皆、言うのです。その「主体的になった」とか「活動が面白くなった」というきっかけを訪ねてみると、複数の生徒が以下のように答えました。


「自分の意見が言えた時」


やる気を出す・・と考えた時、何かしらのアクションが起きている状態を思い描くかもしれませんが、そのアクションを引き起こしているのは、脳の活動です。その前提を考えれば、自ら、行動の方向性を考えて、チームに提案することが叶えば、それは、「やる気が湧いた瞬間」と言えるかもしれません。そして、いきなりやる気モードにならなくても、議論や対話をしているうちに、自らの考えが湧いてきて、意欲に結びついていくことも想像できます。


考える、アイデアを発する、そして、小さなアクションを起こす、また振り返って考える。

ある意味、当たり前のことかもしれませんが、このようなプロセスが人のやる気に関わっているのかもしれません。そして、マネジャーは、こうした小さな火種を作り続けることで、主体的に動くチームを作っていくことにつなげていけるのではないでしょうか。

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