個人の成果を評価することの影響要因

メンバー個々人の成果を測ると言うのは、とても難しいことだと私は考えています。


しかし、企業では、多くの場合、メンバー一人一人の成果を測り、能力と結びつけて人事評価とすることが多いものです。


一昨日、人事部門の方々向けの勉強会を開きました。


(参考)人材育成プロ養成講座人事編


評価についての洞察を皆さんで行いましたが、人から評価されることの影響は、マイナスばかりではないものの、目標の設定が下がる(失敗を恐れる)、評価者側の顔色を伺う、ネガティブなことが上位者の耳に入らなくなる、などのマイナスの影響が多々上がっていました。


人は誰でも、少しでも周囲から良い評価を得たいと、暗黙のうちにも考えているものです。ですから、その評価の方法によって、メンバーは自分の行動をコントロールしてしまうのは当たり前のことなのではないでしょうか。


つまり、個人が評価されるのであれば、自分がよりよく映るような行動を選択せざるを得ないのです。


一方で、ある一定の成果を成し遂げることは、決して一人でできることではありません。本人が明らかに認知できるサポートはもちろんのこと、簡単には認知できない暗黙のサポートもあって初めて、「成果」は生まれてきているのです。


そう考えれば、本来的には、人を評価するのではなくて、チームの成果を評価すべきなのではなかと。


そうすることで、チームメンバーは、個人の能力よりも、チームワークとしての成果を振り返り、分析し、より高い、より大きな成果を出す方法を共に考えることが可能となります。全員がチームの成果が良い評価につながることを考え、行動を選択した方が、マネジャーとしても得なはずですし、組織としても望ましい状態と言えるでしょう。また、マネジメントの目的が「チームに成果をあげさせること」であることとも、整合性が取れます。


(参考)『マネジメントの目的:成果


人事制度を変えられなかったとしても、自分のチームの評価基準から開始することもできるはず。小さなトライから、変化は始まっていくものなのですから。

株式会社ジョイワークス

〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビルヂング12階

TEL :  03-6869-7287