
ポストコロナ時代を見据えてマネジャーのあり方を考える⑤:ハイブリッドワーク
前回までは、コロナ禍直前に『企業と人材』に投稿した「脱プレイングマネジャーの時代がやってくる」で紹介した内容を一部編集してお伝えしてきた。 ここであげた課題は、ポストコロナ時代に引き継がれるテーマであることは確実だ。 私たちはコロナ禍を通じて、マネジメント変革や働き方改革を避けて通ることはできなかった。 このことは、政府が主導した働き方改革の「第二幕」が始まったことを意味するのだろう。 働き方改革の次のステージであったはずの「時間と場所を制約されない働き方」は、否応なしにコロナ禍によって強いられ、リモトートワークはもはや当たり前の状態にすらなった。 リモートワークという「働き方」は、これからも続くき、オフィスで働くことの意味を見出し、リモートワークと併用する「ハイブレッドワーク(Hybrid Work)」が当たり前になるだろう。 約1年半に及ぶコロナ禍を経て、私たちは多くのことを学習した。 アメリカにおけるハイブリッドワークの研究内容を見てみよう。 リモートワークは効率化と生産性の向上という恩恵をもたらす半面、イノベーション・チームワーク・信頼関