高生産企業に転換するため⑤:ムダの排除(その1)
ムダの排除で活用するのが「ハ・ト・イ・カ」です。
正式には「ECRS(イクルス)」といい、その内容な以下の通りです。
l E(Eliminate):排除(止める・捨てる・除く) <ハ>
l C(Combine) :統合(統合する・結合する) <ト>
l R(Rearrange):入れ替え(並べ替える・置き換える)<イ>
l S(Simplify) :簡素化(簡単にする・単純にする) <カ>
3ム(ダラリ)も思考の手順であったように「ハ・ト・イ・カ」もアプローチする順番であり、効果の大きさの順番でもあります。
「排除」から発想しないと、思考は必ず「簡素化」になってしまいます。
「ムダな会議が多い」の例で考えると、まずその会議をやめられないか、やめられないのならば他の会議と一緒にできないか、一緒にできなのならば実施のタイミングやメンバーを入れ替えるこことはできないか、入れ替えも難しい場合に会議時間や会議資料を減らせないか、といったように考えます。
そして、ぜひとも覚えておきたいのが「トヨタの7つのムダです。
加工のムダ
在庫のムダ
造りすぎのムダ
手持ちのムダ
動作のムダ
運搬のムダ
不良・手直しのムダ
「トヨタの7つのムダ」の頭文字をとって“飾って豆腐”と覚えると忘れないといわれています。
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