高生産企業に転換するため⑧:ムリへの挑戦
3ムの最後のターゲットが「ムリ」です。
ムリは、いままでの考え方ややり方では実現できないことが対象となります。
ムリへの挑戦は、問題解決そのものといってもいいでしょう。
一般的に問題とは、あるべき姿と現状のギャップをいいます。
そのギャップを埋めるために方法改善を行います。
方法改善の定石は、問題の真因を究明して、対策を講じることです。
社内に蓄積した技術やノウハウを駆使したり、新しい発想によって解決策を考えます。
※問題解決につきましては、後日「人材開発」のブログで詳しく解説します。
他業界では当たり前に行っている方法をベンチマークするのもいいでしょう。
ビジネスプロセスの再設計(BPR)、テクノロジーを駆使したプロセス改善に挑戦することも必要です。
第3回のブログに紹介しましたポートフォリオ・マネジメントの視点が欠かせません。
ムリへの挑戦こそがマネジャーの腕の見せ所です。
ムリへの挑戦には、余裕がなければ踏み込めません。
そのためムダを排除し、ムラをなくすことで、活動余力を創出することが必要です。 ムダの排除とムラへの対処は、本格的なポートフォリオ・マネジメントを実践する
基盤であることがわかります。
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