組織開発とは①:組織開発の定義

組織開発のコーナーでは、「高生産性企業へ転換のため」からスタートし、組織開発そのものを定義していないことに気づき、そもそも組織開発とは何かをお伝えします。


組織開発(OD : Organization Development)は、1950年代からアメリカを中心に発展してきた考え方です。

組織開発を有名にしたのは、DEC社(Digital Equipment Corporation)で、創業者のケン・オルセン氏が組織開発の第一人者であるエドガー・H・シャイン氏(マサチューセッツ工科大学元教授)に助言を求めたところにあるといわれています。[1]

当時のアメリカで主流であった個人主義を打破し、個人間の関係性に働きかけることによって、組織全体をうまく機能させるようにアプローチしました。


組織開発の目的は、組織の健全性と効果性を高めることであり、組織の自己革新力を醸成することです。

組織開発では、メンバー間の関係の質を高め、相互作用によって気づきを醸成し、仕事の質やプロセスを良くしていく取り組みです。

組織開発と対になる言葉が人材開発です。

人材開発が一人ひとりの社員を対象とするのに対して、組織開発はメンバーの関係性を対象として組織能力を高める活動となります。


下の図のマサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱する『成功の循環モデル』は、組織開発のプロセスを示しています。

メンバー同士の関係の質を高めることが、組織の思考の質を高め、組織行動の質を高め、結果として高い成果を実現します。


ここからもわかるとおり、心理的安全性を高め、人間関係だけを良くしても業績は変わりません。

組織行動が大きく変わってはじめて業績の劇的な変化につながり、競争優位性を確保することができます。

組織開発は、組織行動を大きく変えるための活動であり、組織能力を飛躍的に高める活動であり、組織風土を劇的に変えるための総合的な活動です。

[1] 『組織文化とリーダーシップ』エドガ・H・シャイン[著]梅津祐良・横山哲夫[訳]白桃書房より



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