組織開発とは⑤:組織の存在意義の明確化が組織開発のスタート

本シリーズの1回目にお伝えした通り、組織開発の目的は、組織の健全性と効果性を高めることであり、組織の自己革新力を醸成することです。

それでは、組織開発はどこからスタートしたらいいのでしょうか。


組織の健全性を高めるためには、会社の存在意義、すなわち“会社(組織)は何のために存在するか”を明確にすることがそのスタートとなります。

ここ数年パーパス(Purpose)という言葉が注目されています。


パーパスとは、会社が会社自体をどう展望すべきか、どのように行動すべきかを強調したものです。

パーパスに近い言葉とその意味を整理すると以下の通りとなります。

 ・ビジョン:会社がこの先数年の間にどんな組織になりたいかを述べたもの

 ・ミッション:会社が関わるビジネスを現在と将来においてどこに焦点を当てるかを述べたもの

 ・バリュー:望ましい企業文化を述べたもの


<パーパスの例>

• 金融サービスのING:生活とビジネスで一歩先へ進めるように人々に力を与える

• 食品のケロッグ:豊かな繁栄をもたらすように家族に栄養を

• 証券会社のIAG:人々がリスクを管理し、予期せぬ損失から立ち直るのを助ける

• 食品会社のネスレ:生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献します


パーパスの事例からも分かるように、社員が顧客の身になって考えることを奨励し、「自分たちは他の誰のためにこれをしているのだ」と述べています。

心と頭を結びつけることから、パーパスが動機づけとなります。

これを「理性的な情緒」というそうです。

また、パーパスは、組織や社員の「やり抜く力=グリッド」も高めるといわれています。


組織の健全性と効果性を高め、組織の自己革新力を醸成するためにも、存在意義を明確にし、言語化し、共有することかスタートしてみてはいかがでしょうか。


[注]本資料は、ダイヤモンド・ハーバードビジネス2019年3月号 グラハウ・ケニーの論文「ビジョン、ミッション、バリューとはどう違うのか」を参考に作成してます。

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