戦略人事への旅⑦:人材育成と人材開発

人事の基本機能の一つである人材開発&組織開発機能に少しだけ触れたいと思います。

人材開発と組織開発は人事が有する最大の機能のため、本ブログでは別立てで情報をお伝えしています。

今回は、人材育成人材開発の違いを考えてみたいと思います。


人材育成とは、日常業務を推進しながら人材を育成することを意味します。

人事が提供する研修も人材育成をサポートする機能です。

人事が支援する組織開発も人材育成の貴重な機会となります。

しかし、これらの活動を通じて人材育成をする責任は、あくまで現場にあり、現場マネジャーの責務です。

現場にある人材育成の責任を、人事は決して奪ってはなりません。

人事が人材育成の責任を現場から奪った途端に、現場の人材育成力がなくなります。

この現象は、多くの日本企業で見かける光景ではないでしょうか。


人材育成に対する人材開発とは何でしょうか。

人材育成が現場で計画的に継続的に行われるのに対して、人材開発は人材育成のプロセスでは育成できない人材を意図的・計画的に開発することをいいます。

“これならば我が社も行っている”という会社もあるでしょう。

多くの日本企業が行っている人材開発は、次世代経営者の育成に偏っています。

次世代経営者の育成も確かに重要ですが、次世代経営者だけでは決して会社経営はできません。

重要な戦略を遂行するために欠かせない人材はいないでしょうか?

企業の競争優位性を維持するために欠かせない人材はいないでしょうか?

このような人材が現場の人材育成のプロセスを通じて育成されれば問題ありませんが、現場の人材育成プロセスから誕生しない人材ならば、意図的・計画的にその人材を開発する必要があります。

このような人材を育成する責任を人事は有します。


以上が人材育成と人材開発の大きな違いです。

人材育成・人材開発に関するテーマは、引き続き人材開発のブログで情報をお伝えしていきます。

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