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執筆者の写真田口光彦

ポストコロナ時代の教育を考える⑧:リアル研修のオンライン化では意味がない

コロナ禍によってほとんどの研修がオンラインで実施されました。

2020年度は必要に迫られ、リアルで行っていた研修をオンラインで実施する形がとられたのではないでしょうか。

オンライン研修2年目以降は、オンライン研修の質が問われ、研修業界の地殻変動が始まるはずです。

動画を活用した新しいタイプの学習形態も生まれてくるでしょう。

数年経つとオンライン研修のリーディング・カンパニーも誕生するでしょう。

また、もうすでにオンラインによる無料セミナーが多発化し、SNS上でも有名人の動画が溢れています。

多くの会社で、コロナ禍を乗り切るためにeラーニングを活用しました。

このような環境の中で、オンライン研修ならではの価値を提供することが求められます。


オンライン研修に関する知見もたくさん発表されています。

本シリーズの①〜③の「オンライン研修でリアル研修以上の成果を上げる」でも述べたとおり、もうすでにオンライン研修のスタイルも確立されています。

オンライン研修の研究は、益々進むはずです。


オンラインでは、研修講師に求められる要件も大きく変わるでしょう。

これから色々論じられると思いますが、私が考えるオンライン研修における講師の要件は以下の通りです。

 1. オンラインの特徴を活かした研修設計をする

 2. オンライン研修に適した教材を用意する

 3. オンライン研修に適したチーム研究のあり方を提供する

 4. 設計した研修を時間通りに運営する

 5. リアル研修よりも簡潔でわかりやすい説明をする

 6. ブレイクアウトルームで行うチーム研究にオンラインならではのサポートをする

 7. 参加者の発言の意を汲んで、意味づけする

 8. 参加者に気づきを促す質問をする

 9. 参加者間の有意義な対話を促す

 10. オンラインでありながら一体感を醸成する


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