ポストコロナ時代を見据えてマネジャーのあり方を考える⑬:企業が変われない理由と打開の方向性

企業変革の必要性はだれもが理解していますが、企業が変わることは私たちが思っている以上に難しいようだ。

その根本的な理由は何だろうか。

企業が変革するのが難しいのは、“企業運営が(そこそこ)うまくいっている” ことが真の原因である。

まさしくデフレ・マインドである。

参考:https://www.joyworks.co.jp/post/info20210824


企業運営は、「インプット」を価値向上という「アウトプット」に変えるプロセスによって展開される。

その過程で、顧客からの要求に答え、クレームやトラブルの乗り越え、漸進的な改善が絶えず行われる。

企業はこのような活動を継続することで、存在し続ける。

このように企業運営を継続することで、プロセスに磨きがかけられ、組織が価値を生み出すメカニズムとなる。

やがてこのプロセスに組織の価値基準が埋め込まれ、社員が優先順位を決定し、注文が魅力的であるかどうかなど、優先順位の決定はあらゆるレベルの社員によって行われるようになる。

組織に内在化された価値基準が、企業変革の最大の阻害要因となって立ち塞がる。







VUCA の時代の企業課題は、明らかに技術課題から適応課題に移行する。

技術課題とは、既存の高度な専門知識や組織能力を駆使して、または必要な知識や技術・スキルを獲得することによって解決できる課題をいう。

それに対して適応課題とは、組織に内在化された価値観や組織が価値を生み出すメカニズム遡って、これらを変化させないと解決できない課題である。

VUCAの進展によって適応課題の領域は拡大し、社会的な課題は適応課題そのものである。

また、組織能力が劣化すると以前ならば技術課題であった領域すら適応課題の領域になってしまう。

VUCAの時代では、適応課題の解決力が大きなカギを握ることになる。


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