研修効果を最大化する②:教育効果測定の世界標準「カークパトリック・モデル」とは

前回述べた通り、研修効果を最大化にするためには、研修効果測定の世界標準にカークパトリック・モデルを活用して、研修のゴールをレベル4に設定することです。

今回は、カークパトリック・モデルについての理解を深めたいと思います。

カークパトリック・モデルでは、教育効果測定を以下の4段階で評価します。

 · レベル1:Reaction (参加者がプログラムにどのような印象を持っているかを測定)

 · レベル2:Learning (原理・知識・技術などどの程度身につけたかを測定)

 · レベル3:Behavior (プログラムによって学習した知識・スキルがどの程度職務上で行動として発揮されているかを測定)

 · レベル4:Result (プログラムで学習した内容を職務に応用して、実際にどんな成果をあげたかを測定)


教育効果測定は、投資である教育費に対する効果を測定するのが基本スタンスです。

教育効果測定は、教育部門が行う説明責任です。

効果が高ければ教育費を増額し、教育スタッフも増員されます。

ASTD(現ATD)でも注目のテーマであり、レベル5として「ROI(Return On Investment)」も話題となりました。


このような教育効果測定の考え方を使うのは、少し無理があるように思われてなりません。

そこで日本流に解釈しなおしたのが、下図の日本語表記です。

主語が、教育から参加者に変わっていることがわかります。

レベル3以上の測定をする際は、教育以外のたくさんの要因が相互作用するため、精度の高いデータを出すのは至難の作業となります。

しかし、主語が参加者ならば、参加者に説明責任を求めれば測定も容易に行うことが可能となります。




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