
組織開発とは④:組織能力の劣化を食い止めよ!
かつての日本企業の現場は、世界中からベンチマークされる存在でした。 QC活動はアメリカに里帰りしてTQMに進化し、KAIZENも英語になりました。 これだけ世界に影響力を持っていた日本の現場の組織能力に異変が起きているように思えてなりません。 いま多くの企業で教育体系の見直しを考えています。 教育体系の見直しをする際に、管理技術を体系化することも重要なテーマの一つです。 “QCやIE、VEを教えられる人は社内にいますか?”という問いに即答できる会社が少ないが実態です。 現場でスキルマップを活用している企業もありますが、“レベル4は教えられるですよね、レベル4の人は実際に教えていますか?”と問うと、ほとんどの企業の答えは残念ながら“No”です。 悲しいことですが、これが厳しい現実です。 あるワークショップでの印象的な会話を紹介します。 今日のワークショップでよくわかりました。 現場では作業しか教えてないので、モチベーションを高めろといっても無理なことがわかりました。 日本の現場の実態をよく表している言葉ではないでしょうか、 日本の現場では、かつては